
この記事はポッドキャスト Episode 80:娘から感じる、大人が純粋に楽しめることってなんだろう?(14:04)の内容を書き起こし、読みものとしてまとめ直したものです。
シルバーウィークの連休、4歳の娘とずっと一緒にいました。
妻が基本的にサービス業なので、土日祝日は必ず僕が娘の世話をすることになります。今回もご多分に漏れず、4日間ずっと遊んでいました。
僕は徳島県の限界集落に住んでいます。住み始めてもう11年くらいでしょうか。
徳島県の南が僕の事務所で、ここが限界集落。北のほうが娘と妻が暮らす生活の拠点で、2拠点生活みたいな形になっています。
今回はその南の事務所のほうにずっといました。3泊4日くらい。娘とここで過ごした滞在としては、たぶん一番か二番目に長かったと思います。
最初はどうなるかなと思っていました。
北のほうは割とベッドタウン的なところなので、スーパーとかモールとか、消費することに慣れているのが娘の日頃の生活なんですね。消費することで何か楽しみを得る、それが生活の一部で当たり前、という感覚を無意識に持っていると思います。
一方で南の限界集落は、消費というよりも、自然のものがあるだけの環境の中で自分がどうやって遊んでいくか。そういう考えがないと、いわゆる田舎暮らしは基本的に成り立たない。
なのできちんと対応できるかなと、割と心配なところがあったんです。
けど、思ったより柔軟に対応していました。子供の柔軟さみたいなところを、すごく感じましたね。
施設的なところにも行ったりはしたんですけど、基本的には家でゴロゴロして、丸々ごっこみたいな遊びをしていました。郵便局員さんごっこという謎の設定の遊びが始まって、それにずっと付き合っているみたいな…(汗)
自然を使って遊ぶというよりは、限られた環境の中で、どうやって使うか。
と、ここで僕はついつい「リソース」とか言ってしまうんですよね。大人目線で物事を考えてしまう。子供から見たら、ただ単純に楽しいから遊んでいるだけなのに。
娘の世話をしていると、娘が成長するたびに僕自身も成長させてもらっているみたいな気持ちが、すごくあります。新しい発見が本当に山のようにある。
もっと僕自身も、純粋な心を持って遊ばなければいけないなと思っていたりします。
この連休には、もうひとつありました。
僕はハイパーライトフィッシングというメディアを運営しているんですけど、そこにインスタグラム繋がりでライターとして参加してくださっている方がいます。その方が富山から徳島県まで来てくださって、初めて直接お会いしました。
オンラインでお電話したりはあったんですけど、会うのは初めてです。
一緒に釣りをしたり、徳島県を軽く案内したり。その方はメバル釣りが中心なので、僕が釣っているメバルのエリアを一緒に散歩したりもしました。
メバル釣りは基本的に夜の釣りなので、僕も日中に行くことが全然ないんですね。それで日中に行ってみたら、すごく魚影が濃くて。自分の釣り場なのに感動してしまいました。すごく楽しかったです。
合間で映像を撮ったりもして、いろいろお話もして。1日半くらいの間に、いろんなことをしました。
ただ、逆に言うと、どっちつかずなところも結構ありました。
釣り場を案内して、釣ってもらって、その様子を僕が映像で撮る。そういう集中した形にはならなかったんですね。
せっかくだからコンテンツ化して、ハイパーライトフィッシングの中の一つとしてご紹介できたら、みたいなことも考えてはいました。うまく形にできるかどうかは分かりません…。
そもそも僕は「コンテンツ」という言い方があまり好きではないんです。
それよりも大切なのは、人と人がきちんと会って、お話をして、一緒に何かをする。同じ趣味に一緒に没頭する。そういう時間こそが、僕は何よりも大切だと思っています。
コンテンツは、どこまで行ってもコンテンツなので。
一方で、コンテンツ化したほうがいいよね、という考え方もあるわけで。そのあたりは今も割り切れていません。
その富山から来てくださった方は、3Dプリンターでルアーを作っていたりもするんですね。いろんな話を聞かせてもらって、なるほどなと。
3Dプリンターはちょっと前から興味があったんですけど、今回でより興味を持ちました。これは面白いと思って。
セッティングとか結構めんどくさそうだなと思っていたんですが、ここ1〜2年くらいで割と安定してきている様子が伺えます。箱から出してすぐプリプリ作れる、みたいなノリらしい。価格もかなり安価に買えるようになっている。
すでにBambu Labの3Dプリンターを、ポチるぐらいのところまでいっています(汗)
釣り具のパーツとか、カメラ周りのパーツとか。要はプロダクトですよね。
メーカーになりたいというのは、ずっと昔から夢として持っていたりするので。ガレージメーカーじゃないですけど、限界集落メーカーみたいな。3Dプリンターから何かが始まるみたいなのが、結構あってもいいのかなと思っていたりします。
この感じ、2014年あたりに興味本位でドローンを始めたときの気持ちに似ています。それを今、3Dプリンターに思い起こさせてもらっている。
ただ、買って終わりみたいなのは絶対に避けたいので、ある程度時間ができそうならやろうかな、というところで止まっています。どうせなら徹底的にやりたい。
娘の純粋無垢さと、ついリソースとか言ってしまう大人の目線。そのバランスというか、突き抜け感みたいなものが、今の自分には本当に必要なんじゃないかと強く思っています。
富山から人が来てくださって、そのあと連日で娘の世話をする。まさかそこからこんな気づきがあるとは、僕自身まったく思っていませんでした。
タイミングとか運みたいなもので、自分に何が足りていないのかを気づかせてくれることがあるんだなと。
単純に、自分はこういうものが好きで、楽しいから、ただやっているだけ。そういうものが自分にはもっともっと必要なんじゃないか。
好きなことを徹底的にやる。それだけで人生いいんじゃないか、というところです。
🎧 この話は音声でも聴けます: Episode 80:娘から感じる、大人が純粋に楽しめることってなんだろう?(14:04)