
この記事はポッドキャスト Episode 111:家に来たタヌキから考える、限界集落での自給自足(11:31)の内容を書き起こし、読みものとしてまとめ直したものです。
いま、うちにタヌキが来ています。
通称、タヌコーです。家の中まで入り込んでくるので、何とかしなきゃいけないなと思っています。
そのタヌコーから、ちょっと考えたことがありました。
今年は野生の動物がめちゃくちゃ多いです。山のようにいます。
先日も夜に車で走っていたら、鹿と並走しました。危ねーなと思いながら…角がなかったので、最悪ぶつかってもまあ大丈夫か、みたいな感じで(汗)
一時期はイノシシがめちゃくちゃ多かったんですけど、最近は鹿が多い。あとはハクビシンとタヌキですね。
うちの庭にもかなり来ています。夜中のうちに来ているみたいで、朝になると足跡がいっぱいある。
草も食べられています。新芽ですね。食べられる新芽は食べてくれるので、草刈りをせずに助かっているところもあったりします(笑)
僕は徳島県に移住して12年ぐらいになります。移住してすぐに猟師になって、10年ぐらいやっていました。
数年前に猟師の活動はやめて、免許の更新もしませんでした。
でも、タヌコーが来るようになって、また猟師をやりたいなという思いがちょっと芽生え始めています。
猟師に限らずですね。この田舎の限界集落で、もっと活動できたらなというのは、ずっと思っていることなんです。
日頃はAIをぶん回して、いろいろ作業をしています。
その反面、生活環境は本当に山奥です。すごくいいところなんですよね。
僕には昔から、エネルギーなんかを自分で作って、そこで暮らしたいという思いがあります。自分で賄えるものは賄って生活していきたい。それが一つの夢です。
ただ、生活に追われて、なかなか実現できていません。
本気でやろうと思ったら、ある程度お金もかかるし、相当な時間がかかる。相当な根気が必要です。そこにベットすることができないまま、ここ10年ぐらいが過ぎてきました。
いま46歳です。50歳から始めてもいいと思いますし、60歳になってからでもいい。いつかやってみたいと一つの夢として持っておくのは、とてもいいことだと思っています。
うちの環境で考えてみると、裏に沢が流れています。水を引こうと思えば引けるんですね。
標高は170メートルぐらいで、山全体が低い。西向き・南向きで、東から西に向かって太陽がよく当たります。日当たりが本当に良好なので、ソーラーパネルでエネルギーを作ることは全然可能だと思います。
風力はちょっと無理があるかな。水力も限りがあるので難しい。木を切ってきてエネルギーに変える、というのはあるかもしれません。
電力に変えるだけじゃなくて、人間が生きるための活動のエネルギーに変える、ということもできると思っています。
それから、猟師です。自分で獲れる肉は獲っていく。タンパク質を自分で取っていく、ということですね。
じゃあそれが健康かと言われると、僕は疑問符を投げかけたいところがあります。
野生の肉って、個体差がめちゃくちゃ激しいんですよ。個体によっては良くないこともある。それを食べて100%健康かと言われると、若干怪しいなと思っています。
本当に健康的な食事を取るなら、グラスフェッドだったり、放牧された牛の肉だったりのほうがいいのかなと思っています。
ただ、よくわからない餌を与えられた肉よりは、もしかしたらよっぽど良い脂が乗っているかもしれない。赤身も良いかもしれない。その辺りは難しいところですね。
僕の場合は、2011年の東日本大震災がきっかけでした。物を思うことがあって、オーストラリアに行き、しばらく住んで、帰ってきて徳島に移住しました。
半自給自足に惹かれて、半農半Xの本を書いた方の講演に行き、直接お話をさせてもらったこともあります。いろんな活動をしていました。
そういうことを、AIが出てきたことで改めて思い出しています。やっぱりそういう生活は、ある種ありなのかなと。
自分が実践していくことで、よりリアルなものとして伝えられる、という感覚もあります。
いまの僕は、徳島県の限界集落に住んでいるだけなんです。環境の恩恵を受けているだけ。
そこでどんな生活をして、社会とどう接合していって、どんな考えでやっているのか。そこがまだ全然明確じゃないんですよね。
そこをもっと明確にして、活動していかなければいけないんじゃないか。家の中に入り込んできたタヌコーから、そんなことを思ったわけです。
まだまだ全然、無計画です。とりあえず今日は撒き餌でもして、タヌコーの様子を見てみようと思っています。
🎧 この話は音声でも聴けます: Episode 111:家に来たタヌキから考える、限界集落での自給自足(11:31)