
この記事はポッドキャスト Episode 46:超情報化社会においての取捨選択(17:18)の内容を書き起こし、読みものとしてまとめ直したものです。
健康情報を調べていると、もう何が正しいのか全く分からない状況になっているなと感じます。僕が情報の増え方を意識し始めたのは2010年あたりで、そこから爆発的に情報が増えて、AIの進化でさらに加速している。そういう時代に、どうやって自分のベースを作るかという話です。
一例を挙げると、昔俳優をやっていた保阪尚希さんが、健康に特化したYouTubeチャンネルをやっていて、興味本位で見てみました。グルテンフリーがどうとか、小麦は絶対食べない、マーガリンは食べない、といった内容です。トランス脂肪酸のあたりは真っ当だと思うんですが、正直、極端だなと。明らかに間違った情報も発信しすぎているきらいがある。
ただ厄介なのは、明らかに間違っていても、100%間違っているとは言い切れないのが健康情報だということです。それで体を害したという証拠も出せない。結果として言ったもん勝ちになっているし、ビジネスとしてやっているならポジショントークにもなる。その人のお客さんが健康で幸せなら、それでいいという考え方も成り立ってしまう。
僕自身は、あれはかなりデタラメが多いので見ない方がいいなと感じました。でも、それを見て健康になる人もいるのだと思います。結局は信じるか信じないかで、その人の健康状態が変わるというエビデンスもある。自律神経が整っているかどうか、ストレスがかかっているかどうか。病は気から、とはよく言ったものです。
情報は山のようにあります。だけどその中で、確実に正しいと思えることはある。そうしたものを自分で取捨選択して、自分のベースとして置く。そういう考え方がとても大切なんだろうと思いながら、いろんな情報を取得しています。
まず吟味して、きちんと体の中に入れて、噛み砕いて、消化して、自分の中にどう取り入れるか。これは食べ物を取ることとほぼ同じ原理です。物理的な部分、科学的な部分と、人間の基本はずれないんだなと感じます。
僕は2025年からヘルスケアサービスの事業を始めました。自分がどんなポジションで、どんな振る舞いをしていけばいいのか、日々考えなければいけないと思っています。僕が学んでいることはある種正しいと思ってはいるけど、一方で全然違うことを言う人も山のようにいる。本当に難しい。
ここで、僕が必ず忘れないようにしていることがひとつあります。手塚治虫の『ブラック・ジャック』です。中学生のときに初めて読んで衝撃を受けて、それ以来ずっと自分の教科書のように扱っています。好きな漫画は山ほどあって『火の鳥』や『AKIRA』もそうなんですが、一番はブラック・ジャックです。
その中に、ブラック・ジャックの先生にあたる本間先生が登場します。人が人の命を扱うことは、医者としてのおごりではないか。そういうテーマが出てきて、ブラック・ジャックが葛藤を見せる。
僕は医者では全くありません。だけどヘルスケアサービスを展開する側になった今、日々得ている知識を誰かにアドバイスするとき、それがおごりにならないかは本当に気をつけなければいけないと思っています。多くの情報、多くの知識は手に入れたと思う。でもそれを本当に正しく使えるのか。命に近からず遠からず関係してくる分野なので、どんなスタンスで関わっていくかを常に自問自答しています。
少し違う話ですが、最近ClaudeのMaxプラン(110ドル)に入って、Fable 5を回しています。ところが加入して2日で使用量が80%を超えてしまった。セーブしなきゃと思う一方で、いっそ220ドルのプランに上げようかと思い始めています。
AIのリミットに合わせて、自分が考えていることを生産できないのはかなりリスクだなと思うからです。AIのトークンに合わせるのではなく、自分に合わせる。そのためには費用がかかるけど、220ドルは月3万5000円くらい。外注費として考えたら激安です。そこに当てて、どう使っていくかを考えるべきだと思っています。
ポッドキャストを続けてきて、なぜか再生回数が徐々に増えてきました。以前は全然聴かれていなかったんですが、45話くらいまで来て、徐々にオーディエンスが増えている。ありがたいことです。とにかくエピソード100までは毎日続けたいと思っています。
もし聴いてくださっている方で質問があれば、気軽にコメントや連絡をもらえると、モチベーションにもつながりますし、Q&A形式のコンテンツも作れたらと思っています。
🎧 この話は音声でも聴けます: Episode 46:超情報化社会においての取捨選択(17:18)