
この記事はポッドキャスト Episode 57:【HL Fishing】「認知」のための戦略的行動(14:53)の内容を書き起こし、読みものとしてまとめ直したものです。
僕は今、HL Fishing(ハイパーライトフィッシング)という釣りのメディアを運営しています。
自分のプロジェクトとして立ち上げたもので、将来的には何かしら仕事として成り立たせたいと考えているんですね。
ただ、今日話したいのはその中身よりも、「どうやって知ってもらうか」という話です。
ウェブメディアの収益モデルとしてよくあるのが、Google AdSenseのような広告を貼るやり方です。
僕も昔、個人ブログで実験的にやってみたことがあります。でも、この広告モデルが好きじゃないなというのはずっと前から感じていて、ずいぶん前にやめました。
どうしても数が中心になるんですよね。PV(ページビュー)を追う。読者の質よりも数を追うことで収益を上げる、という考え方になっていく。
しかも、記事とは全く関連のない広告を読者に見せることになる。それは読者に対する不利益だし、メディアの見た目を崩すことでもあると思うんです。
YouTubeも同じで、再生数を稼いで広告収入を得る仕組みですよね。僕も一時期は収益を得ていましたが、やっぱりこの仕組みは好きじゃないと思って、自分から辞めました。
だからHL Fishingには広告を貼っていません。制作費も込みで、全て実費のような形で運営しています。
じゃあ何で食べていくつもりなのか、という話になります。
僕は映像制作者で、写真も撮るし、記事も書く。なんならウェブメディア自体を作っているのも僕なんですね。
つまりHL Fishingは、「こういうものが作れますよ」という実例そのものなんです。
釣りメーカーなのか、アウトドアメーカーなのか、それ以外なのかは分かりませんが、「こういうメディアが僕は作れます」という事例として見せて、制作を受けていく。それをビジネスモデルにしたいと思って、今メディアを作っています。
ここで壁にぶつかるんですね。
映像も写真も、撮って作ることはできる。でも、それを広げていくことが本当にできないし、ノウハウがない。
そして、メーカーや企業が求めているのは、まさにその「広げる」ことなんです。とても重要で、そして大変なこと。
昔はそれを広告代理店に任せて、テレビのCM枠を少しだけ買って流す、みたいなやり方があった。今は個人でもGoogleの仕組みでネット広告が出せるし、近年はSNSを使ったマーケティングもあります。
でも、広告を貼る側から出す側に回ったとき、それが本当に正しいのかという見方もできるわけで。僕は基本的に広告には頼らない方法を模索したいと、ずっと思っています。
HL Fishingは、もともとSNSを使わない方向で認知を模索していました。
でも、ちょっと考え方を変えまして。もともと頭の中にはあったことなんですが、もう少しSNSを使ってみようかなと。
個人ではInstagramのアカウントも持っているし、Facebook、YouTube、noteなんかも、一般常識として理解するためにこれまで結構使ってきました。
それをHL Fishingにも取り入れて、認知というところに全振りしてみる。どういう戦略でやると、どういうふうに認知されていくのか。それを体感として、あと数字として記憶できたらいいなと思っているんです。
要するに、メディアの知見をもうちょっと得たいんですね。
どんなコンテンツを上げていけばいいのかは迷いどころで、基本的にはリール動画になるのかなと思っています。
ただ、バズを狙うとかは全く考えていません。あくまで認知です。そういうものに興味がありそうな人に知ってもらう。それだけをSNS上でやってみようと、今舵を切ろうとしているところです。
メディア自体の作り込みはほぼ終えていて、日々マイナーアップデートをしている段階です。記事を書く型もできてきた。
AIを使えば記事を量産することもできますが、そんなことをしてもはっきり言って仕方がない。量産ではなく、HL Fishingという世界観をきちんと認知してもらう活動をしていこうと思っています。
もう一つ、認知という点で本当に重要だと思っているのが、人と人がきちんと顔を合わせて「僕はこういうメディアをやっています」と話すことです。
むしろ、これが一番重要だと僕は思っていたりします。
SNSが認知の一番ライトな部分だとしたら、こっちは一番泥臭い部分。この両方で動いていきたい。
僕はハイパーライトフィッシングという名前の通り、非常にライトな感じで釣り場に行っています。釣り場にいる時間はめちゃくちゃ短くて、1時間いるかいないかで帰ってくる。それでそこそこ魚は釣れるんですよ。
これは結構独特な考え方かもしれないんですけど、釣りをしている長い時間が別に好きではないんですね。釣れる時間を考えて釣り場に向かって、釣れる。そのプロセスの方が大事で、今日はこの時間が釣れるだろうという戦略は、釣りに行く前から自宅で考えている。
ある種、人生の全ての時間が釣りとも言えるわけです。現場にいるか自宅にいるかの違いだけで、準備は常に始まっている。
友人と一緒なら12時間くらい釣りをするのも全然いいんですが、一人で行くことが多いので、基本的にはそんなスタイルです。
ライトだから、荷物もとても少ない。
だからこそ、ポストカードを持っていけるんですね。僕はポストカードみたいなものを結構作っていて、それをバックパックにきちんと入れて釣り場に行く荷物スタイルに変えていこうと思っています。
今後はステッカーも作るつもりです。ステッカーとポストカードと、名刺みたいなものも渡せるように。
隣の釣り人にちょっと話しかけて、「どうですか」から始めて、この人いけそうだなという人に「僕はこういうのやってます」と手渡す。同じ釣り人に、地道に。
今までそういうことは結構やってこなかったので、いろんな釣り場に足を運んでやってみるのもいいのかなと思っています。
🎧 この話は音声でも聴けます: Episode 57:【HL Fishing】「認知」のための戦略的行動(14:53)