
この記事はポッドキャスト Episode 72:老眼はつらいよ(13:55)の内容を書き起こし、読みものとしてまとめ直したものです。
僕は今年45歳で、もうすぐ46歳になります。1980年生まれ、昭和55年生まれ。ジョン・レノンが倒れた年に生まれた世代です。
そんな僕が、ここ数年ずっと悩まされているのが老眼です。前回が「限界集落暮らしはつらいよ」、その前が「二拠点生活はつらいよ」だったので、つらいよシリーズの第3弾として、今日は「老眼はつらいよ」という話をしてみたいと思います。
もともと僕は、めちゃくちゃ目がいいんですね。視力2.0がずっと続いていて、全盛期は2.5とかあったんじゃないかなというぐらい。遠くを見るときは、今でもそれぐらい見えています。
魚釣りをやっていることもあって、ナブラを見つけるのが超得意です。潮の変化とか、水辺のちょっとした変化を見分けることに長けていて、友人と釣りに行くと「そんなのによく気づくね」と驚かれることが多い。人より観察の能力がある分、魚が釣れることがある。その一理はあると思っています。
そんな僕でも、40歳を過ぎたあたりから、目にちょっとした違和感を感じ始めました。
平たく老眼と言っていますが、近くのものにピントが合わなくなるだけではありません。眩しいシチュエーションだと目を開けていられないとか、暗いところが以前より見えにくいとか。
これが本当に不思議な感覚で、老眼になって初めて「暗いところって見づらいんだな」と知りました。以前は暗いところでも、全然不自由なく見えていたんですよ。もちろん真っ暗では見えない。見えないんだけど、感覚的に見える。目がいい人ならよく分かると思います。その「見えていたもの」が見えなくなる感じですね。
近くのものは、もう裸眼ではピントが合いません。スマートフォンを見る距離って25センチとか30センチぐらいだと思うんですけど、それだともうダメ。今は60センチ、70センチぐらい離さないとピントが合わない目になってしまいました。スマホもパソコンも、老眼鏡をかけないと見えない状態です。
「目がいいと老眼になるのは早いよ」とはよく聞く話で、僕自身、老眼を受け入れるのはかなり早かったんですね。ショッキングではあったけど、まあ仕方がないよねと。割とすぐに老眼鏡をかけ始めて、なんとか対処してきたのが今です。
ただ、目に不具合があると、こんなに生活に不自由が出るんだということをリアルに感じています。注意力も落ちるし、以前は普通にできていたことができない。そういう身体的な不自由をどうにかして補っていかなければいけないというのを、ここ最近本当に痛感しています。
1年ぐらい前に、試しにJINSでメガネを作ってみたことがありました。軽く使ってみたところ、全然僕の目に合っていなくて。JINSが良くなかったのかとか、そういう話ではなくてですね。とにかく合わなかった。今もたまにかけてみるんですけど、やっぱりなんか違うなという感じで、うまく使いこなせていません。
それで先日、今度はメガネ市場に行ってみました。試しに老眼鏡を買ってみたんですけど、これも今の自分のスタイルに合っていなくて、多分あまり使うことはないなと。
ただ、店員さんにいろいろ話を聞けたのが収穫でした。僕のような目のケースは、遠近両用が必要になってくること。どのように追い込んでいくかがポイントだということ。どんなシチュエーションで使うか、そして使い慣れることがとても大切だということ。
なるほどなと思いました。以前試しに作ったときは、そういう感覚が全然なくて、メガネをかければなんとかなるだろうと思っていたんですね。実際はそうじゃない。できる限り、自分がメガネに合わせていく姿勢が必要なんだと感じています。
僕は映像クリエイターとして、またフォトグラファーとして仕事をしているので、カメラの操作でも結構リアルに困っています。老眼鏡をかけないと手元が見えない。老眼鏡を外さないと遠くが見えない。
ここ数年は、写真と映像を同時に撮る依頼も結構多いんですね。両方できる人って実際あんまりいないと思うんですけど、僕は割とやっちゃう方で、軽量スタイルでバンバン撮っていく。でもそれは、老眼じゃなかったからこそできたスタイルでもあったんですよ。
老眼になってからというもの、その速度感が落ちて、撮れ高がだんだん下がってくる。判断の鈍さとか、「ここ、微妙にピントが合ってないな」みたいなことが、山のように増えてきています。
だから今、本当に必要なのは、仕事としてきちんと使えるメガネです。どこで作るか、どのような感じで作ってもらうか。簡単に作らず、自分の生活スタイルに合ったものを極限まで追い込んで作る必要があるなと、すごく感じています。
以前のようなスピード感に戻ることは、できないのかもしれません。でも、抗って新しいスタイルを構築することはできるんじゃないか。そこは結構感じているところで、諦めずに、そういうスタイルを作っていくことにできる限りワクワクしたいと思っています。
人生はまだ半ば。これから楽しいことも辛いことも、山のようにあると思います。できる限り快適に過ごしたいので、早めに目との正しい付き合い方を見つけたいなと思っていたりします。
🎧 この話は音声でも聴けます: Episode 72:老眼はつらいよ(13:55)