
この記事はポッドキャスト Episode 104:【HL Fishing】豆アジ釣りから始める、自然を学ぶ釣りのすすめ(12:35)の内容を書き起こし、読みものとしてまとめ直したものです。
昨日、アジが釣れました。
アジといっても、25センチぐらいの立派なアジではありません。15センチあればでっかい方かな、というぐらいの豆アジです。とにかく小さいんですね。
あまり期待せずに釣りをしていたんですけど、途中から「これは釣れるぞ」という感じになってきて。結果、7匹でした。
僕は猫を飼っています。
釣ったアジは、猫のご飯にもかなりいいんですね。猫はやっぱりアジが好きなんです。
ヒラスズキの身をあげても全然食べないのに、カマスやアジを丸ごとあげると食べるんですよね(笑)
なので、猫用に釣ったりすることも結構あります。
豆アジは数で群れていることが多いので、タイミング次第でそこそこ釣れます。秋から冬が時期で、僕が住んでいる徳島県の南の方だと、なんだかんだ2月でも釣れます。2月でも入れ食いになる時があったりするんですね。
夏だとちょっと豆すぎて、冬になると結構大きくなる。そんな感じだと思っています。地域によって全然違うので、一概には言えないんですけど。
冬の釣りは厳しいことが多いので、釣り物としては重宝します。
食べても美味しい。豆アジは捌くのがめんどくさい、という一面もあると思うんですけど、慣れてしまえばサクッと捌けます。
豆アジを狙うときは、日が暮れてから漁港の街灯の下に行きます。
街灯の下には、魚が集まりやすいんですね。
ただ、僕の住むエリアだと、暗くなった瞬間や30分後、1時間後ぐらいは、まだ魚が寄りついていません。
プランクトンが、まだ集まっていないからです。
アジはそのプランクトンを食べているので、プランクトンがいなければ寄ってこない。1時間ぐらいすると豆アジも寄りついてくる。それは、プランクトンが集まってきた証拠なんですね。
つまり、生態系です。
生き物はこういう自然の摂理で動いているんだ、ということが、釣りを通じて割とわかりやすく学べるんです。
潮の読みもそうです。
昨日は満潮の前後、上げの9割ぐらいから下げの9割ぐらいまでの時間に釣っていました。潮の満ち引きで魚の釣れ具合は変わるし、引力の関係もよくわかります。
アジという一つの魚種を狙うだけで、多くのことが学べる。そして釣れるようになったら、食べて美味しくて、健康的になれる。
いきなり初心者の人に「アジを釣ってください」と言っても、正直難しいんです。難しいんだけど、釣りのすべてをある種網羅しているものが、アジ釣りにはあるんじゃないかと思っています。
釣りは、要はハンティングです。
自分で魚を釣り上げる技術を身につけておくといいな、と思っています。
食料を自分で確保できたら、最高じゃないですか。
魚はいくら食べても健康的です。タンパク質と、オメガ3脂肪酸という良質な油が含まれている。特にアジやサバには、それがたくさん含まれています。
だから、釣りは覚えて損のないものなんですね。
アジ釣りから始めるといい、と言いましたけど、何でもいいんです。今の時期ならキス釣りから始めてもいい。
実は僕も、キス釣りから釣りにはまったところがあります。
27歳ぐらいの頃、福井県によくキス釣りに行っていました。エサで釣っていて、キスと一緒にベラという七色系の魚が釣れたりして。それがすごく楽しかったんです。
あとは敦賀新港というところで、豆アジをひたすらサビキで釣ったり。
そうやって徐々に釣りにはまっていって、自然とともに学んでいった。そんな背景が僕にはあります。
自然のことを学んでいくと、多くのことに応用ができるようになるし、自然環境に対応できるようになるんじゃないか。そう感じています。
近年は地震やスコールのようなことが本当に起きています。
そのとき、どれだけの人が的確な対処をできるか。自然環境に慣れていない人は、一撃でやられてしまうと思うんです。
でも自然環境のことをよく知っていたら、生き延びられる可能性があるかもしれない。
そうなったときに「釣りをしてきたからこそ」と多くの人が言えるようになったら、釣りは単に消費する娯楽ではなく、もっと素晴らしいものに変わっていくんじゃないか。僕はそう感じてやまないんですね。
僕はハイパーライトフィッシングという釣りメディアをやっています。
今書いていることとは方向性が全然違うんですけど、本当は玄人の人に向けたメディアを作りたいわけではありません。釣りの初心者や、釣りをやったことがない人に情報を届けられるメディアにしていけたら、と思っています。
その一つとして、ハイパーライトフィッシングがあっていいんじゃないかと思っているんです。
近所に海がない人は、近所の川でもいいと思います。どこでもいいんです。
周りに釣りができる人がいたら、教えてもらったり、連れて行ってもらったり。人はそうやって成長していくものでもあると思います。
僕も、これから釣りをしてみたいという人がいたら、ぜひ一緒に釣りをしてみたいなと思っています。
この間も、学生を卒業して就職したばかりの、自然好きの若い女の子と久しぶりに会って。「今度釣りに行こうよ」と誘いました。
まだ行けてないんですけど…(汗)
そのうち、一緒に釣りに行けたらいいなと思っています。
🎧 この話は音声でも聴けます: Episode 104:【HL Fishing】豆アジ釣りから始める、自然を学ぶ釣りのすすめ(12:35)